金鋒先生一代記
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豚に乳酸菌を与えたらすばらしい成果が!
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「乳酸菌でSARSが治った!?」
友人から聞いた話しをきっかけに、金先生の乳酸菌研究が始まりました。乳酸菌に関するさまざまな論文も1000本以上読みました。そこから導き出した仮説、それが「菌と共生・共存することで病気になりにくくなる」ということでした。
人間で実験するわけにはいきませんから、最初は豚で実験開始。豚は臓器のサイズが人間に近く、雑食性で消化器の構造も似ています。豚で結果が出れば、人間にも応用できます。
病気が多かった養豚場を探し、エサに乳酸菌を混ぜて与え続けることにしました。
実験前、この豚舎では70%の豚が病気で死に、1キロほど離れたところからでも養豚場があることがわかるほど、ひどい臭いがしていました。
乳酸菌を与え始めてから1か月ほど、だんだんと病気が減少、最終的には、豚の死亡率は自然死亡率といえる5%ほどにまで低下、悪臭もしなくなってきました。さらに乳酸菌を摂取していた豚はおとなしくなり、その豚の肉は、以前のものより格段においしくなりました。
実験は大成功でした。