金鋒先生一代記

 
すべての病気を克服したい
 
すべての病気を克服したい
金先生が遺伝学を志したのは、いまだ完治できない病気、糖尿病や認知症などの治療法を見つけるためでした。
人間の姿や形、病気は、すべて遺伝子に書かれている設計図どおりになっており、遺伝子を解明することができ
れば病気の予防や治療法が見つけられると考えたからです。
研究所から東京大学へ。
卒業後も中国に戻り、遺伝学の研究に没頭していました。
しかし2000年前後、ヒトゲノムの全貌が解明されても、結局、人間の病気をなくす方法の糸口すら見つかり
ませんでした。
そんなころ、金先生は乳酸菌に出会いました。
最初、乳酸菌のことを知ったときには、それほど関心もなかったのですが、2003年ころ、ある友人が、当時
流行していたSARSを乳酸菌で克服することができたとのこと。
この乳酸菌を調べてほしいという依頼があり、本格的に乳酸菌の研究をはじめたのです。
「不治の病を治癒したい」。

金先生の夢は、乳酸菌へとつながっていきました。