金鋒先生一代記
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ご飯はお米に戻せない!?
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ご両親の反対を押し切って結婚した金鋒先生。当時はとても貧しく、結婚式もなく、役所に婚姻届けを出すだけだったそうです。
驚いたのは彼女のご両親です。ご両親が北京にいらっしゃったときに、結婚を報告しました。
そのときのことを金先生にお伺いしました。「ご両親は何とおっしゃったのですか?」と。
金先生は、すこし照れながら笑顔で答えてくださいました。
「中国のことわざに、『ご飯はお米に戻せない』というのがあります。
ご飯になってしまったものは、もう、お米には戻せませんからね。しょうがないのです」と。
ご両親から金先生に、あれをしなさい、これをしなさい、様々な注文があったそうです。すべてに「はい」「はい」と返事。
そして金先生は「私は、将来、博士になります!」と宣言したそうです。