金鋒先生一代記
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中学を卒業するも小学生レベルの学力でした
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「鳥の巣を観察するのも好きでした。
鳥は木の上に巣を作って、その巣でヒナにエサをやります。木に登って毎日観察しながら、ヒナが成長して、少し飛べるようになったところで、捕まえて家に連れて帰ったこともあります。
とにかく私は、自然にばかり興味を持ち、一切勉強に興味がない子供でした」と、金先生。
お父さまにスパイの嫌疑がかけられていたわけですから、村の周囲の人たちから、「あの家の人たちは悪い人たちだ」と、疎まれていたそうです。
学校が嫌いだったのは、そんな理由もあったのでしょう。勉強にはまったく興味がなく、試験はカンニングで切り抜けていました。
何とか中学校まで卒業しましたが、まったく勉強をしていなかったので、学力は小学生レベルだったと金先生。
高校に通いはじめて半年、やっと、お父さまのスパイの嫌疑が晴れ、金先生ご一家も北京に戻ることができました。