内モンゴルとの絆

 
アルタイ・内モンゴルの基礎知識(3) 烏雲(ウユン)先生
 
アルタイ・内モンゴルの基礎知識(3) 烏雲(ウユン)先生
私たちが緑化支援事業をはじめるきっかけになったのが、烏雲先生との出会いです。
烏雲先生は、日本の方。1940年、生まれ故郷の徳島から、ご家族でモンゴルに渡りましたが、戦争直後、ソ連軍の侵攻でご家族は離れ離れに。烏雲先生は、ひとり、モンゴルのご家族に助けられ、教師になりました。
1970年代、日本と中国が国交を回復したとき、徳島の肉親を捜し、日本に残ったお兄さんと再会することができました。日本での暮らしを始めましたが、育てていただいたモンゴルのご家族や教え子たちへの想いを断ち切れず、内モンゴルに帰ることを決断。以後、中国、内モンゴルと日本の懸け橋になろうと尽力してきました。
私たちが内モンゴル商品の製造工場の視察に行った際、内モンゴル・通遼市で、烏雲先生にお会いしました。先生から沙漠化に悩む現地の状況をお聞きし「私たちも力になりたい」と、お手伝いすることにしました。
そして始まったのが、緑化支援事業です。