内モンゴルとの絆

 
茶色い大地を緑豊かな大地に
 
茶色い大地を緑豊かな大地に
私たちは、20年以上、内モンゴルの緑化支援活動を続けてきました。
「緑化支援」と聞いても、ピンとこないかもしれません。
ちょっと乱暴ですが、わかりやすく言うと、現地、内モンゴルの沙漠化を防ぐために、植林を支援する活動をしているのです。
しかし、植林を支援するだけが、私たちの活動ではないので、「緑化支援」という言葉を使っています。
内モンゴルは、乱放牧や乱開発、気候変動など、様々な要因が重なり、植物が消え、土地は乾燥、かつては大草原が広がっていた大地が、一面、茶色い砂の大地になってしまいました。 砂は風に舞いやすく、砂の大地は急速に広がっています。農地や住む家も砂にうずもれてしまう場所もあるとのこと。
生活すら厳しくなっているのが現状です。
茶色い大地を、かつての緑豊かない大地に。そして、安心して暮らせるように。
その手助けをしているのが私たちの緑化支援活動です。
活動が始まったころは、水を確保するための井戸や植林地に動物が入らないようにするための柵、苗づくりの基地などを作っていきましたが、いまは、現地に住むご家族を支援する活動が中心になっています。
ご家族は、植林を実施、日々、水やりや枝の剪定などの世話をしています。また、木が成長すると、それぞれの木々が干渉しないよう、ある程度、伐採しなければなりません。大変な作業ですが、伐採した木は現地の業者が買い取ってくれます。
現地の方々が中心になり、環境保全だけでなく、経済的な支援の側面を持っているのが、私たちの緑化支援活動です。
この活動を地道に続けてきた結果、継続的な活動として現地でも認知され、住民の方々との絆も太くなってきました。