内モンゴルとの絆

 
子供たちの目の輝き
 
子供たちの目の輝き
1か月ほど前のこと、あるアニメ監督にお話しを聞く機会がありました。
その方、若いころ、アジア各地を旅していたそうです。「一番覚えているのは、子供たちの目の輝きですね。一般的に貧しいと言われているところに行けば行くほど、子供たちの目が輝いていました。それがなぜなのか、いまだに探っているわけですが、豊かな自然に囲まれているというのも、その理由のひとつだと思います」と、おっしゃっていました。
そう言われてみると、最初のころに行った内モンゴルでは、目が輝いている子供たちがいっぱいいたように思います。
私たちが行くと、最初は避けるように遠くから見ているのですが、時間が経つにつれ、子供たちはだんだん近くに寄ってきて、好奇心いっぱいの目で私たち、そして、私たちの持ち物を見ていたのを覚えています。慣れてくると、光るように輝く目を向けるようになりました。
私たちが続けている緑化支援活動も、そんな子供たちの成長をサポートしているのだと信じています。
「植えた木が成長しているから、来年ぐらい、何本か切って、木を売ったお金で、日本に行ってみたいね」と、植林しているご家族の方が笑顔で話してくれた光景も思い出します。