内モンゴルとの絆

 
かまどのにおいに郷愁を感じる
 
かまどのにおいに郷愁を感じる
ゲルを訪ねると、真ん中に、暖を取り、煮炊きをするためのかまどがありました。
以前、植林をしているご家庭を訪ねたときには、かまどに竹をくべていました。しかし、今回訪ねたゲルのまわりには竹が生えているようなところもなく、さて、何を燃料にしているのだろうとかまどの中を除いてみたら、黒い塊に火をつけていました。
「何を燃やしているのですか?」と聞くと、それは、家畜のふんでした。
昔からモンゴルでは、家畜のふんを乾燥させ、それを燃料としていたそうです。ふんと言っても乾燥させてあるので、いやなにおいはしません。ただ炭を燃やしているのとは違う香りが漂っています。
「このにおいを嗅ぐと、家に帰ってきたって思います。懐かしいですね」とモンゴルの方。
私たちが炭のにおいに、どこか懐かしさを感じるように、このにおいにモンゴルの人たちは郷愁を感じるようです。