内モンゴルとの絆

 
経済支援としての側面
 
経済支援としての側面
私たちが進める緑化支援活動は、環境保全だけでなく、経済支援の側面も持っています。沙漠化が進む地域では、畑も作れず、経済的にも困窮しています。木を植えることでフォローしようというのが私たちの緑化支援です。
木を植えてから数年、ある程度育った木を選んで伐採、現金に替えるのです。植林活動が各地で行われるようになり、いまでは、木を植えると、その植林地を担保にお金を貸してくれる金融機関もあるそうです。
「せっかく植えた木を切ってしまったら意味がないのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ある程度、木が育つと、下草も生え、だんだんと土が定着してきます。それだけでなく、木が大きくなるにつれ、木と木の間も広げてあげないと、隣どうしの木が干渉し合い、結果、木が大きく育つ妨げになってしまいます。
しかし、自由に木を切っていいわけではありません。沙漠化は中国としても国をあげての重大な問題のひとつ。政府の許可を待たなければ木を切れません。
そろそろ木を切ろうと考えたところで政府に申請し、認可が下りてやっと木を切れるようになります。
以前、植林を実施していたご家族は、木も立派に育ち、認可を待っているところだと言っていました。今度、木を切ったら、思い出に、日本に旅行したいと。
支援していただいた国をひと目見たい。それがいまの楽しみだとおっしゃっていました。